スピードスケート女子の高木美帆さんに贈られた国民栄誉賞の記念品が、包丁だったことに驚いた人も多いのではないでしょうか。
高木さんほどの実績を残した選手であれば、時計や装飾品などを選ぶイメージもあります。
しかし、高木美帆さんが包丁を希望した理由には、現役引退後の生活と家族への思いが関係していました。
- 高木美帆さんが記念品として包丁を希望した理由
- 国民栄誉賞の記念品が決まる仕組み
- 引退後に母親や両親と料理をしたい思い
- 姉の高木菜那さんを含む家族とのエピソード
高木美帆の記念品はなぜ包丁?
高木美帆さんは、国民栄誉賞に添えられる記念品として包丁を希望しました。
政府は授与式前から、高木さん本人の希望を踏まえた記念品を用意すると説明しており、包丁は政府が一方的に選んだ品ではありません。
高木美帆本人が包丁を希望した
高木美帆さんの記念品が包丁になった一番の理由は、本人が希望したためです。
国民栄誉賞の記念品は、受賞者の功績だけでなく、本人の希望や今後の生活も考慮して選ばれてきました。
高木さんにとって包丁は、飾っておく記念品ではなく、これからの暮らしの中で実際に使える品だったのでしょう。
母親と一緒に料理したかった
高木美帆さんが包丁を希望した背景には、母親と一緒に料理をしたいという思いがありました。
現役時代は練習や国内外への遠征が続き、家族とゆっくり食卓を囲んだり、料理を習ったりする時間は限られていたと考えられます。
競技生活を終えた今だからこそ、母親から料理を教わりながら、家族と過ごす時間を増やしたいという気持ちが包丁選びにつながったようです。
日常で長く使える記念品を選んだ
包丁は毎日の食事作りに使える実用品です。
高価な装飾品を選ぶのではなく、自分や家族のために使えるものを選んだ点にも、高木美帆さんらしさが表れています。
料理をするたびに受賞時の気持ちや、支えてくれた家族への感謝を思い出せる品にもなりそうです。
高木美帆の国民栄誉賞の副賞とは
国民栄誉賞では、表彰状と盾に加えて、記念品または金一封を添えられることになっています。
記念品はすべての受賞者に同じものを贈る仕組みではなく、本人の希望を聞いたうえで選ばれる場合があります。
記念品は本人の希望を踏まえて決まる
木原稔官房長官は授与決定時、これまで受賞者本人の希望も踏まえながら、国民栄誉賞にふさわしい記念品を贈ってきたと説明しました。
高木美帆さんについても、本人の希望を反映した品を授与式で渡す方針が示されていました。
そのため、包丁は突然選ばれた意外な副賞ではなく、高木さんがこれからやりたいことを考えて希望した記念品といえます。
包丁の価格より選んだ理由が注目された
高木美帆さんに贈られた包丁について、メーカーや価格を知りたい人もいるかもしれません。
ただ、今回注目されたのは包丁の金額よりも、なぜ高木さんが包丁を選んだのかという点でした。
国民栄誉賞という大きな節目に、母親との料理や家族との日常を連想させる品を選んだことが、多くの人の印象に残ったのでしょう。
高木美帆の引退後の実家生活
高木美帆さんは2026年3月に現役を引退し、長年にわたる競技中心の生活に区切りをつけました。
引退後は家族と過ごす時間が増え、これまでとは違った生活を送っています。
両親と過ごす時間が増えた
現役時代の高木美帆さんは、国内合宿や海外遠征を繰り返しながら世界の第一線で戦ってきました。
引退後に実家で両親と過ごすようになったことで、家族と食事をする時間も増えたとみられます。
包丁を希望したことからも、食べるだけでなく、自分も台所に立って料理に参加したいという気持ちが伝わります。
母親の手料理を自分でも作りたい
高木美帆さんにとって、母親の手料理は競技生活を支えてくれた家族の味でもあります。
引退後は母親が作った料理を食べるだけでなく、作り方を教わりながら一緒に料理をしたいと考えたのでしょう。
記念品の包丁には、母親から家庭の味を受け継ぎたいという思いも込められているのかもしれません。
姉の高木菜那との関係は?
高木美帆さんの家族として広く知られているのが、姉で元スピードスケート選手の高木菜那さんです。
姉妹は2018年平昌オリンピックの女子団体パシュートで金メダルを獲得し、ともに日本のスピードスケート界を支えてきました。
引退後は姉妹らしい時間が増えた
高木美帆さんは引退後、姉の菜那さんと一緒に過ごす時間の内容が変わったと語っています。
現役時代も遠征先などで顔を合わせていたものの、それぞれ競技や仕事があり、同じ場所でゆっくり過ごす機会は多くなかったそうです。
引退後は同じ部屋で一緒に過ごす時間が増え、「今までの人生の中で一番姉妹っぽい」と感じていることを明かしました。
高木家は家族で過ごす機会が多かった
高木菜那さんは、高木家について、毎週末にバーベキューや流しそうめんをする家庭だったと話しています。
家族で食事や季節の行事を楽しむ環境で育ったことを考えると、高木美帆さんが記念品として調理に使う包丁を選んだことにも納得できます。
両親や姉と食卓を囲む時間は、厳しい競技生活を終えた高木さんにとって、新しい生活を支えるひとときになっているのではないでしょうか。
高木美帆が国民栄誉賞を受賞した理由
高木美帆さんは、オリンピック4大会に出場し、日本女子選手として最多となる通算10個のメダルを獲得しました。
スピードスケートのワールドカップでも通算38勝を挙げ、長年にわたって世界のトップ選手として活躍した功績が評価されています。
五輪通算10個のメダルを獲得した
高木美帆さんは2010年のバンクーバー大会に15歳で初出場しました。
2018年平昌大会では団体パシュートで金メダルを獲得し、2022年北京大会では女子1000メートルを制しています。
2026年ミラノ・コルティナ大会でも3個の銅メダルを獲得し、五輪の通算メダル数を10個まで伸ばしました。
スピードスケート選手で初の受賞
高木美帆さんは、スピードスケート選手として初めて国民栄誉賞を受賞しました。
受賞決定時には、自分一人が受け取るには身に余る光栄だとし、先輩や仲間、関係者、家族、ファンを代表して受け取りたいとのコメントを発表しています。
記念品に包丁を選んだことからも、自分だけの栄誉として飾るのではなく、支えてくれた家族との暮らしに役立てたいという姿勢がうかがえます。
高木美帆の包丁に込めた思い
高木美帆さんの記念品が包丁だったのは、本人が希望し、引退後に母親と料理をしたいと考えていたためです。
競技生活を終えて実家で過ごす時間が増えたことで、母親の手料理を食べるだけでなく、自分でも料理を作りたいという新たな目標が生まれたのでしょう。
姉の高木菜那さんを含め、家族との時間をより身近に感じられる包丁は、高木美帆さんにとって実用性と思い出の両方を備えた記念品です。
世界の舞台で数々の記録を残した高木さんが選んだのは、華やかな装飾品ではなく、家族と囲む食卓につながる品でした。
要点まとめ
- 高木美帆さんは国民栄誉賞の記念品として包丁を希望した
- 包丁は政府が一方的に選んだ品ではなく本人の希望が反映された
- 包丁を選んだ背景には母親と一緒に料理をしたい思いがある
- 現役時代は遠征や練習が多く家族と過ごす時間が限られていた
- 引退後は実家で両親と過ごす時間が増えた
- 母親の手料理を食べるだけでなく自分でも作りたいと考えている
- 日常生活で長く使える実用品として包丁を選んだ
- 姉の高木菜那さんとも引退後に姉妹らしい時間が増えた
- 高木家では以前から家族で食事や行事を楽しむ習慣があった
- 包丁は家族への感謝と新しい生活への思いが込められた記念品だった
